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サウンドセラピーへのヒストリー

臨床検査技師の道から

臨床検査技師の道から

高校時代、祖母が家で倒れ、かかりつけ医に往診を頼むと、医師は脈を取っただけで、「軽い脳梗塞だから安静にしてれば一ヶ月位で治る」と言い帰りました。
脳梗塞って脳のCT等様々な検査をして診断し治療されるものだと思っていたのに、家で安静にしていただけで一ヶ月後本当に回復したことに衝撃を受け、そういうことがわかるようになれたらいいなと身体について興味を持ちました。

医療技術専門学校の臨床検査技師科に入学し、身体の代謝や各内臓の詳しい働き、血液にどんな成分があり、出血したらどんなふうに固まるのか等、身体の見事な仕組みを学ぶのは感動的でした。

そして、血液や尿、その他色々な体液の分析や心電図等の臨床検査はその人の何が不足し、どんな状態にあるかを把握でき、将来どんな病気になるかが予測できることに魅せられ、予防医学の最先端を学んでいる充実感がありました。授業内容よりももっと最新の医学を知りたくなり専門書店で電子顕微鏡写真等をよく立ち読みしていました。

聖路加国際病院や検査センター、小さな胃腸科外科クリニックで約10年間働きましたが、医師の指示下でしか検査できず、看護師のように患者さんと触れ合うこともあまりない検査技師という領域を残念に思うこともありました。妊娠後期を迎え退職しましたが、今思うと一人一人のお身体がもっと改善するよう追求してみたく、お悩みをじっくり聴いてあげたいのに、病院にはそんな時間も職域もありませんでした。

子育ての葛藤

子育ての葛藤

子供を無事産んだものの2歳になる前にシングルになりました。しかし家族にも大反対されながらの結婚だったので、頼れる人は近所で頼んだベビーシッターさんと、NPO法人のレンタルお姉さん、お兄さんのみ。彼らがとてもプロフェッショナルにかつ親身に対応してくれた反面、私自身は医療機関での経験や検査技師の知識が全く役に立たない事に気がつきました。
不調があっても検査をしてみないと分からない、私は本当に身体の勉強をしてきたのか?それは健康の為の知識だったのか?子どもとコミュニケーションを楽しむことや元気に育てる為に何も知らない事を実感してしまいました。
子供がなぜ言うことを聞かないのか、勉強が嫌い、学校に行きたくない子にどのように対応したらよいか?また偏食にも悩み、方々の教育相談はもちろん、児童精神科にも受診しましたが無駄に時間を費やすばかりでした。
子供自身にも「自分はどこも悪くないよ」と言われました。何か問題が医療のカテゴリーに分類され、専門家に治療をしてもらうことを期待していましたが、解決策はそこではありませんでした。

健康哲学からのリフレクソロジー

健康哲学からのリフレクソロジー

シングルで子育てをしていて一番欲したのは、経済的後ろ盾より、頼れる男性より、ブレない芯のようなものでした。
助けてくれる人達や情報はあっても、自分軸そして親としての確固たる理念がなかった為、次々押寄せる選択の波をどう乗り越えたらよいか悩みました。
相談をしても正解はないのが子育て。
子供という別の、未知の人格にどう沿ったらよいか、同じ目線と愛情、そして共通の遺伝子を持った親という共同保護者と話合いたいととても思いました。
けれど現実はいつも一人の判断を迫られ続けます。
子供が何故その態度をとるのかもわからないまま、自分が選択しうる狭い社会に組み込む違和感や疑問がいつもありました。
そのときは精一杯のことをしたと後で思えるような信念がなかったからです。

書店の前を通るとつい入っては本を眺め、セミナーに参加し、親子で料理教室へ行きました。偏食し好みも違い、毎日何を食べさせたらよいかと悩む日々でした。そんな模索の中で、宇宙法則から食べ物を見直すマクロビオティックや自身を受精時からふり返るバーストラウマセミナーを機に今まで漠然と求めてきたものは生きる“哲学”のことだったのだと気づきました。

それまで、世の中に完璧なものなどないと教わってきた気がします。
だから流動するマスコミ情報に流され、失敗を繰り返しても賢くなれない自分に自信が持てずにいました。
しかし、Nature is Perfect!“自然は完璧である”という原理原則をとり入れ、食事法、生活習慣を実践してゆくと物事はとてもシンプルにとらえられるようになり、選択に迷わなくなりました。
様々な病の現象も、子供の問題もずっと疑問だった数々が一気に解けていくような思い。病はエラーや不運な災いではなく、身体の使い方や自分が食べたものの結果であり、子供は親の写し鏡だった。私の迷いが子供を混乱させていた。間違いをすればその反応が現れる。自然はとてもシンプルで、素直になれば全て辻褄が合ってきます。
イタリア人哲学者ミケランジェロ・キエッキ氏はこの原理に基づきリフレクソロジーを通じて健康へのコンサルタントをしていました。

足裏にはこれまで生きてきた人生の全てが表れており、我が子は子供とは思えない程内臓が弱り学校どころか勉強どころか社会生活さえストレスとなっていると言われました。

エネルギーのある食事を摂ること。支えである親が強くなること。そうアドバイスを受け、まずは自分を掘り下げることから人生が再出発しました。

そうして自分が少しずつ強くなってゆくのを感じる中で、私もリフレクソロジーの使い手となり、迷っている人や不調に困っている方にこの自然の法則を教えてあげたいと思うようになりました。

気づけば子供は花粉症やアトピーが消失し、学校に行くようになって、なんとか高校卒業を迎えていました。
私自身も幼少期からあった背中のニキビ、二の腕の下のブツブツがいつの間にか消えていました。

サロン始動、そしてイーマサウンドセラピー

サロン始動、そしてイーマサウンドセラピー

息子が高校卒業を目前に控えた冬に私は大腿骨を骨折、やがて壊死と診断され歩行が不自由になり、15年勤めてきた会社を辞めました。
トレーニングジムでリハビリしながら様々な施術を試しましたが、思いの外リフレクソロジーが効果し、改めて見直しました。
ニ年間杖をついて歩行し、弱者の思いと共に、一度自力では歩けなくなった身体が回復していく喜び等貴重な体験を味わったと思います。

退職金を様々なセラピーの習得につぎ込み、3年間のサロン勤務を経て、7年間の整骨院勤務を継続しながら自宅でセラピーサロンを始めました。

一時間以上かけてお体のヒストリーや悩みを伺い、トータル3~4時間かけていくつかのトリートメントを行い、最後はビーガン軽食を召し上がっていただくという最高のサービスをしているつもりでした。

が、中々お客様は増えませんでした。
食生活はこうしたほうが良い、もっとリラックスを、、
お客様に良くなって欲しい思いから随分私の理想を押し付けていました。忙しい日々や家族との生活の中で食生活を変えられない。却ってストレスになる。リラックスの仕方がわからない…

イーマ・サウンドセラピー

83歳になる母も同様でした
私の食事療法は厳しく、施術は痛いと言われました。
厳しいからこそ体質が変わるのに、痛いからこそ耳を傾け間違いを振り返る時なのにと思いつつ、皆様に安心して効果を実感していただける方法はないものかと模索していた時、サウンドセラピーに出会いました。

音を聴かせるだけでチャクラが整い、身体が自然に回復し始める。
どんな不調の方にも、全く食生活を変えるつもりがない方にも、これなら調えて差し上げられる。
シンプルすぎて信じ難い。。のですが。

リフレクソロジーとイーマ・サウンドセラピーのサロン

サウンドセラピーの強みは、愛のセンサーを開いたりトラウマ、ネガティブな思考を取り除いたり、原因のわからないエネルギーを奪う波動を消し去るなど、実は自然界にある植物や鉱物などが与えてくれていた波動を可聴化できたことにあります。

つまり音として聴かせることで身体に届くのです。
しかも私達が身体と認識しふれることができる”肉体”のみでなく肉体を取り囲んでいる周囲を含めた”エネルギー体”にまで働きかけています。
これはすなわち音による再生医療なのではないでしょうか?